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カテゴリ:ブログ

「生涯現役」をめざして ~バランスのよい3本の軸と企業経営者の役割~

2023.12.6

大山です。師走に入り、今年を振り返る話題が増えてきました。
音楽大好きな私にとって、今年は偉大なミュージシャンの訃報が多かったという印象です。特に昭和時代に一世を風靡した数々のアーティストたちの悲しいお知らせが相次ぎ、そのたびに寂しさが込み上げました。
そんな今年、愛媛県松山市にあった老舗のバーの店主の訃報も印象に残りました。多くの著名人や財界人にも愛された「バー露口」の店主、露口貴雄さんが今年9月に86歳で亡くなりました。「ハイボールの聖地」とも呼ばれたその店が創業したのは昭和33年。夫婦2人だけで、昨年9月に閉店するまでの64年間、切り盛りしてこられました。閉店からわずか1年後に亡くなられた露口さんは、生涯現役だったといえるでしょう。
生涯現役といえば、昨年96歳で逝去されたイギリスのエリザベス女王の最後の仕事は、亡くなる2日前、トラス首相(当時)の任命でした。実に70年にわたる英国君主としての生涯現役人生を全うされました。尊いことですね。

現在私が参加させていただいている、次世代の女性リーダーを育成する研修で「生涯現役」について考える機会がありましたので、ここでシェアしたいと思います。


たとえば上記②で、企業にとって「生涯現役」が大事な理由は下記のとおりです。


それでは、「生涯現役」を実現するためにやるべきことは何でしょうか?

1.私たちが「生涯現役」に向けてやるべきこと

「志」を見出し、持ち続ける
②志を遂げるための専門性やマネジメント力を「学び直し」で磨き続ける
③ライフステージごとに「仕事」「生活」「趣味」のバランスの良い3本の軸をつくる

この中で、③が興味深かったので、さらに説明すると


「趣味」も長く続けると、高齢になってから「仕事」になるそうです。
ちなみに、3本の軸をつくる力は、男性より女性の方が圧倒的に強く、ゆえに「生涯現役」で生きていく力は女性の方が強いのだそうです。結婚、出産、育児などのライフイベントに左右されがちな女性ですが、それらに柔軟に対応しながらも自身の「志」をもって仕事に臨む女性が増え、それが顕在化してきたのかもしれません。しかしながら、たとえば出産で退職する女性の割合は企業規模によって大きな差があり、いまだに中小企業では多いのが現状です。

2.企業が「生涯現役」に向けてやるべきこと

社員教育=学び直しの場の提供
人事制度改革(給与制度、産休・育休中の対応、介護相談窓口の設置、女性管理職登用など)
経営者の意識改革と役割の遂行

企業は働く場であり、「生涯現役」を進める重要な役割を持っています。企業の施策が「生涯現役」を支えるのです。経営者による学びの場の提供や人事施策をリードし実現する役割は大きく、このような役割を果たす経営者をいかに増やしていくかが、特に中小企業にとっては大きな課題だと思います。

中小企業診断士 大山 マリ子

成長のための筋肉痛 ~居心地の良い場所から一歩を踏み出そう!~

2023.10.11

10月に入って、ようやく朝晩が涼しくなり、秋が感じられるようになりました。今年の夏は本当に暑かったので、秋の気配が待ち遠しかったですね。

さて、この秋、何かを始める方も多いかもしれません。私の周りでは、最近運動を始めたという声をよく聞きます。ちょうど健康を本気で気にする年代だからかもしれません。コロナ禍で中断していたジムやプール通いを再開したという友人も何人かいます。低価格でいつでも気軽にちょいトレができるコンビニジムも話題ですね。私の家の近所にもオープンしたので、最寄り駅では連日チラシが配られています。

私はというと、逆にコロナ禍中に始めた筋トレが丸3年続いていて、つい先日は通算250回目のトレーニングでした。週に1.6回のペースで通ったことになります。3年前とは比較にならないほど体力がつき、我ながらよく頑張っていると思います。しかし、これはトレーナーさんのサポートのおかげであるところが大きく、一人では続けてこられたかどうかわかりません。
ボディビル経験のある私のトレーナーさんは、決して甘やかさず、でも無茶はさせず、とてもいい感じに追い込んでくれます。もし自分一人でスクワットや腹筋をしていたら、これ以上もう無理~と思った瞬間にやめてしまうところ、絶妙なタイミングで「はい、あと3回!」の声がかかり、最後の力を振り絞らされる。そのラスト3回が本当のトレーニングで、成長の鍵になるのだそうです。
もう無理~と思った瞬間にやめてしまえば、いつまでたってもそれ以上のところには行けず、力はつかないのですね。自分ができる範囲から、少し無理をして、しんどい思いをして臨むと成長できる!

人や組織が成長するためのキーワード
■コンフォートゾーン:居心地の良い場所、快適な場所
慣れた環境で特別な苦労なく、自分が持っているスキルで安心感を持って仕事ができるストレスの少ない状態
■ラーニング(ストレッチ)ゾーン:未知の領域
今までのスキルだけでは対処できない領域なので、少し努力して新しいスキルを習得していかなければならない状態
■パニックゾーン:今の実力では、頑張っても手も足も出ない領域
心身ともにストレスが大きすぎて落ち着いて学習が不可能な状態

人や組織が成長するには、居心地の良い場所からラーニングゾーンに飛び出す必要があります。しかし、パニックゾーンまで飛び出してしまうと、必要以上の負荷がかかってとても危険な状態に陥ります。
私の筋トレでは、ベテラントレーナーさんが適度な追い込みで私を体力増強ゾーン(ラーニングゾーン)へ連れて行ってくれているわけです。決して、過度なやり方でケガをさせるようなパニックゾーンに踏み込むことはありません。

コンフォートゾーンからラーニングゾーンに一歩踏み出すためには
・スモールステップで小さな目標を達成し、成功体験を重ねていくこと
・学びや成長意欲の高い人の近くで刺激を受けること
・新しい業務や役割を引き受けること
・自分が今どのような環境に身を置いているかを意識すること
・第三者のサポートやアドバイスを受けること
などが役に立つでしょう。

何を始めるにもいい季節になりました。
「ずっとコンフォートゾーンにとどまっていませんか?」
「ラーニングゾーンへの適度な挑戦ができていますか?」
「パニックゾーンを避けられていますか?」

程よい筋肉痛は、成長ホルモンが筋繊維の小さな損傷を修復させている証拠。そして、無事に成長ホルモンによって筋肉が修復されると、これまでより少しだけ強く(太く)なるのだそうです。
この3年でたしかに強くなりました。
ラーニング(ストレッチ)ゾーンでの成長体験、筋肉以外でも頑張っていきたいです。

中小企業診断士 大山 マリ子

東京都デジタルサービス局の「文章生成AI利活用ガイドラインVersion 1.2」からChatGPTを学ぶ

2023.9.26

今回のブログでは、東京都デジタルサービス局が2023年8月に公開している「文章生成AI利活用ガイドラインVersion 1.2」というものがあります。

このガイドラインは、東京都で初めてとなる文章生成AI(ChatGPT)の利活用ガイドラインということで、ChatGPTなどの文章生成AIは、業務大きく変革する可能性があるが、リスクも指摘されています。東京都では、23年4月にプロジェクトチームを設置し、文章生成AIの利活用について議論を重ね、ガイドラインとしてとりまとめましたということです。

民間企業と比較して保守的である行政機関がChatGPTについてのガイドラインを策定したことは、文章生成AIをはじめとする
AIが今後、業務に欠かせないものになるという東京都の未来への危機感を表しているようにも思えますし、8月からは文章生成AIを共通デジタルツールとして全局に導入することも決定しているようです。

このガイドラインが、基本的なことからわかりやすく書かれているので、都の職員さん以外にも活用できるものです。

これからChatGPTを活用していきたい、生成AIのことを知りたい、効果的な活用方法、社内ルールを制定したいなど、考えている中小企業の方にも是非参考にしていただきたいと思います。

以下、ガイドラインの目次の抜粋ですが、この部分をさっと読むだけでも、ChatGPTなどの文章生成AIについて理解が進むのではないかと思います。

1章文章生成AIについて
文章生成AIの特徴
文章生成AIの活用可能性とリスク

3章利用上のルール
利用にあたっての約束事
職員が守るべきルール

4章効果的な活用方法
文章生成AIの効果的な活用に向けて
有効な活用分野
有効なプロンプトの方法

5章今後の展望
発展を続ける生成AI
生成AIをめぐる動向

 

次に、ChatGPTなどの文章生成AIについてのアンケートが掲載されています。

やはり、「アイデア出し」や「文章作成」の用途で使ってよかったという回答が多くなっています。また、文章生成AIの利用により、平均で1日当たりどれぐらい業務時間が短縮されましたか、という質問に対しては、現段階ではそれほど多くの時間が短縮されたというわけではありませんが、今後も利用したいが80%を占めているということで、今後の業務への活用に期待感が高いのではないかと考えます。

 

文章生成AI利活用ガイドラインVersion 1.2発行:東京都デジタルサービス局より転載

 

当社ブログの以下の記事でChatGPTについて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

ChatGPTの新機能3選!知って得するChatGPTの最新機能を徹底紹介

ChatGPTを使いこなせ! ~業務効率化を実現する方法とポイント~

生成AIの波に乗れ!中小企業経営者が生成AIを活用すべき3つの理由

中小企業診断士 岡原 慶高

ChatGPTの新機能3選!知って得するChatGPTの最新機能を徹底紹介

2023.8.25

皆さん、ChatGPTをきちんと使いこなせていますか?最近は、大企業だけでなく、東京都などの自治体も導入しており、人手不足の中、限られた人数でいかに効率的に業務をこなせるかが非常に重要になってきています。弊社でもChatGPTや生成AIに関してブログや勉強会で情報発信をしています。興味のある方は是非ご覧ください。

ChatGPTを使いこなせ! ~業務効率化を実現する方法とポイント~

生成AIの波に乗れ!中小企業経営者が生成AIを活用すべき3つの理由

今回のブログでは、ChatGPTを使いこなそうと頑張っている中小企業の経営者に向けて、知っておいて得するChatGPTの新機能3選を紹介します。

 

①質問を学習させない設定

ChatGPTは高度な文章生成能力を持っていますが、これは様々な質問内容を学習することで達成されています。そのため、ChatGPTを利用する際に社内の機密情報を入力すると、その情報も学習するため情報漏洩のリスクが考えられます。しかし、業務でChatGPTを使うためには、そのような重要な情報の入力が必要な場面もあります。

このジレンマを解決するために、ChatGPTには「学習させない設定」が用意されています。具体的には「Setting & Beta」メニューの「Data controls」内にある「Chat history & training」オプションをオフにすることで、チャットの内容が学習されるのを防ぐことができます。これにより、機密情報を安全に扱いながらChatGPTを活用することが可能となります。

ただし、この設定を利用する場合、注意点があります。学習させない設定を選択すると、チャットの内容は30日後に自動的に消去されてしまいます。そのため、大切な情報や対話の履歴を残しておきたい場合は、別途保存することが必要となります。

 

②カスタム命令(Custom instructions)

ChatGPTには新機能として、ユーザーが繰り返し入力する役割やプロンプトを省略できる「カスタム命令」機能が追加されました。この機能は、有料版では7月から、無料版では8月から提供が開始されました。この機能のメリットは、同じ業務内容に関してChatGPTを継続的に使用するユーザーがプロンプトの入力を省略できます。つまり、作業の時短に貢献します。

このカスタム命令機能を利用するためには、「Custom instructions」の設定から、ユーザーが通常入力するプロンプトを設定することで活用できます。さらに、この機能を使用することで、ChatGPTに対してどのような回答をしてほしいかの指示も設定可能です。これにより、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズが実現されます。ただし、別の設定でチャットをしたい場合は、カスタム命令を解除する必要があることに注意が必要です。

 

③プロンプトや回答のコピペ機能

ChatGPTで生成された回答を頻繁にコピペする方にとって非常に便利な機能が存在します。生成された回答の右上に表示されているボードマーク(図1)をワンクリックするだけで、その回答をコピーできます。その後、任意の場所にペーストすることで情報を転記することが可能です。

また、チャット全体の内容を参照したい場合は、チャット画面の右上にある特定のマーク(図2)をクリックすることで、チャットの内容を全て含むページへのリンクを取得できます。このリンクを使用することで、オンライン上でチャットの全内容を確認することができます。ただし、質問を学習させない設定(①)と、チャット全体のコピペ機能(③)を同時に使用して、情報を保存することはできないことに注意が必要です。

 

 今回は、ChatGPTの機密情報を安全に扱う「学習させない設定」、繰り返しの入力を省略する「カスタム命令」、そして回答やチャット内容を簡単にコピーできる機能について紹介しました。今後ChatGPTはさらに進化し、新機能をさらに追加させるとOpneAI社は発表しています。ChatGPTがさらにバージョンアップされた際には弊社から情報発信させていただきますので、定期的にブログやメルマガ、弊社主催の勉強会にアクセスしていただければと思います。

 

経営コンサルタント

平田 紘基

人材定着と組織成長のエンジン、「承認力」を活用しませんか?

2023.8.1

前回のブログで、組織をより良くしていくために、ラポールについて書きました。ラポールがあると、組織メンバーが、話しやすく、理解しやすく、助け合いやすくなり、結果的に業績向上にもつながります。

ギスギスした組織・・・
お互いを理解し、目標に向かう組織・・・

どちらが顧客満足を高め、業績を高められるでしょうか?

ラポールが組織にもたらす効果

今回、ブログで書いたのは、人材定着と企業成長の「鍵」となる、「承認力」です。

人だれでも本能的に「承認欲求」をもっています。

皆さんは次のようなとき、どのような気持ちになるでしょうか?

・人から認められた
・人から感謝された
・人から褒められた
・人から頼りにされた
・人から期待された

「うれしい!!」「やる気なる!!」「もっと頑張ろう!!」となる人が多いでしょう。

そして、そのような言葉を投げかかてくれる人のことを、信頼してくれるようになり、ひいては影響力がどんどん高まっていくことになります。

このブログを読んでくれている経営者の方には、「承認欲求を満たされる側」ではなく、「承認欲求を満たす側」になり、周りに影響力のある存在になってほしいと思います。

会社の組織内においても、承認欲求や自己重要感を満たすことは、業績を高めていくためにも、非常に重要な要素です。

承認欲求

人間は社会的な生き物であり、自分の成果や貢献が認められることで、自己の存在価値や自尊心を満たします。職場における承認は、社員がより高いパフォーマンスを発揮しようとする動機づけとなります。また、自分の努力が見えて認められることで、仕事に対する満足度やモチベーションが高まり、職場に対するロイヤルティや組織への所属意識を強化します。
これは社員の定着率を高め、組織の全体的なパフォーマンスを向上させる要因となります。

自己重要感

自己重要感は、個々の社員が自分が組織にとって重要であり、価値ある存在であると感じることです。自己重要感を感じる社員は、自身の業務に対するコミットメントを強化し、組織の目標達成に対する貢献意識が高まります。
さらに、自己重要感は社員の自己効力感を向上させ、困難に直面したときでも解決策を見つけ出し、困難を乗り越える力を与えてくれるものです。

これらを満たすためには、経営者や上司が積極的に社員の行動や業績などを適切に評価し、その成果やプロセス、取り組み姿勢などを認めることが重要です。また、社員一人ひとりが自分の仕事が組織全体の成功にどのように貢献しているのかを理解してもらい、それを感じることができる環境を作ることも大切です。

 

また、最後に重要なことは、それぞれの人によって「承認のツボ」が異なるということで、Aさんは尊敬されると嬉しい人、Bさんは感謝されると嬉しい人など、少し人によって、違ったりします。

そのあたりも理解しながら、承認できると、さらに効果は高いものとなります。

中小企業診断士 岡原慶高

組織活性化の秘訣を動画にしました!

 

 

 

 

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