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WEBでの情報発信 ~私のための情報!~

2021.11.29

今年も残すところ約1ヶ月。昨日、行きつけのヘアサロンに行くと、入り口から店内まですっかりクリスマスの飾り付けになっていました。そろそろクリスマスプレゼントや自分へのご褒美、外食のためのお店や年末年始の宿泊先などを探すため、ネットであちこちのサイトを見ておられる方も多いでしょう。
商品やサービスを提供する企業・お店側としては、少しでも多くのユーザーの目にとまるような情報を発信したいものです。

WEBでの情報発信ツールとして、ホームページ、ブログ、SNSの役割の違いについて、前回お伝えしました(「WEBでの情報発信ツール(HP・ブログ・SNS)基本のキ」)。
どのツールにおいても、文章・テキストが重要であることは言うまでもなく、文章力は必要です。文章力とは「伝達することすべて」であり、コピーライティングも含みます。動画やSNSであっても、サムネイルに魅力的なコピーがあるかどうかで、ユーザーに見てもらえる確率や頻度が違ってきます。

まず大事なことは、この情報はあなたのためのものだと伝えることです。つまり、読む人にとっては、これは私のための情報だ!と感じてもらうこと。
日々大量の情報に接しているネットユーザーは、1つのコンテンツに費やす時間が短い傾向にあり、自分には関係がなさそうだと興味をひかないものはすぐに拒否し、画面をスライドして次のコンテンツに移ってしまいます。

たとえば、「30代の働く女性の皆さまへ」という伝え方をしたとしたら、どうでしょうか?
「30代の働く女性」といっても、家族、住んでいる場所、仕事内容、価値観、生活スタイルは様々です。
貴社・貴店が提供したい商品やサービスは、具体的にどのような場面でどのような人に必要とされるのかを考えて、限定的に訴えましょう。

具体的な例として
①~~したいけど、・・・な方へ
②~~、かつ・・・な方へ
③~~するときに・・・な方へ

たとえば、こんな感じです。
①ダイエットしたいけど、つらい食事制限はしたくないあなたへ
①英語を話せるようになりたい。でも、勉強の仕方がわからないという方へ
②外見だけではなく、内面からきれいになりたいあなたへ
②美味しくて、ヘルシーな料理を簡単につくりたい方へ
③就寝時に、手足が冷えてなかなか寝付けない方へ

この最初の呼びかけで、これは私のための情報だ!読むべき!と思わせ、画面をスライドする手と目をとめてもらい、読んでもらうコンテンツの中で売りポイントをしっかりと訴求していきます。

あふれる情報の中から選んでもらうために、とても重要なWEBでの情報発信の最初のつかみ。これを適切に行うには、自社は「どのような顧客に」売っているのか、「こういう顧客に」買ってほしいという点を明確にしておくことが必要です。

中小企業診断士 大山 マリ子

創業者・後継者のための経営講座~ウィズコロナ、アフターコロナの経営戦略編②~

2021.11.17

岡原です。

対象を創業者と後継者としていますが、「これから新しいことを始める経営者にお役に立つ情報を提供する」というコンセプトで書いています。

前回は、「経営の方向性」を考える前段階として、自社の強みと経営環境という視点について、お伝えしてきました。

創業者・後継者のための経営講座~ウィズコロナ、アフターコロナの経営戦略編①~

ここ最近は事業再構築という言葉が良く聞かれるようになったり、コロナ後あるいはウィズコロナを見据えて、新たな事業を検討する会社さんが多くなっていると感じています。

今回は、今後の「経営の方向性」を考えるにあたって、下の画像にある大切な4つの視点の内、1の選択と集中についてお伝えします。

1.選択と集中

今後の事業の方向性を考える時に、是非頭の片隅に常におきながら、考えてほしい大切な視点です。

選択と集中とは、事業を絞り込んで考えるということです。

あらゆる人にお役に立てる事業というのはありません。そのような事業を考えても、溢れかえる市場の中で見込み客に見つけてもらうことはできません。見つけてもらうことができなければ、事業として成立しないわけです。

では、何を絞り込めばいいのかということですが、まずは、「ターゲット」の絞り込みです。
私たちの事業で最もお役に立てる人・会社はどんな人(会社)で、どのような悩みごと、困りごとを持っている人(会社)なのかを明確にして、その人にとって、最高にお役に立てる事業を作っていくということです。

これは、小規模企業だけではなく、大企業においても選択と集中は行われています。

牛丼チェーン店はどのように選択と集中をしているか・・・
もっともお役に立てるターゲットを、「手早くご飯が食べたい人」に設定している牛丼チェーンがあります。
彼らは、そのターゲットに最もお役に立てるように、店舗の設計を行い、メニューを決め、社員教育を行っています。

  • 皆さんの会社が最もお役に立てる人(会社)はどんな人(会社)でしょうか?

 

  • こんなことで困っている人(会社)は、同業他社ではなく、絶対にうちの会社に来た方がいい!!というのはどのような人(会社)でしょうか?

アフターコロナやウィズコロナにおいて、新たな事業を検討されている方には、方向性を検討する際には、是非一度上記の視点で考えてみましょう!

お問い合わせはこちらへ!

中小企業診断士 岡原 慶高

組織が磨かれるリーダーシップ②~大人だからこそ成長できる~

2021.10.25

秋になると、大人の学びも盛んになるようで、オンラインセミナーがますます溢れているような気がします。リカレント教育、リスキリングなどといった社会人の学び直しニーズが高まっている中、コロナ禍によるオンライン選択の幅が広がりました。「大人の学び」市場は大きく拡大しているようです。

リスキリングについてはこちらに書いています

リンク先:ビジネスモデル再構築と組織開発 その①

リーダーシップに関して、企業からの要望も度々あります。管理職層にもっと成長してもらいたい、もっと会社全体のことを考えてほしい、部下を育成する力をつけてほしいなどなど。そこは、スポットの研修で解決できるものではなく、やはり社内外の継続的な取り組みとしての社内の環境づくりが大切で、経営者がまずは率先してつくっていく必要があります。ここはボトムアップを待っておくのではなく、トップダウンが必要な部分でしょう。

 

前回「関係性の質」そしてサーバントリーダーシップについてお伝えしました。

リンク先:「関係性の質」を高める「サーバントリーダーシップ」

ここから本題、今回はリーダーとして、リーダーシップをもつ人材を増やしていくためにも必要な考え方を紹介します。(すでに知っている方は復習を兼ねてご覧くださいね) これ、実は私が子どもの発達過程を勉強している中で出会ったのですが、一般的みたいですね。

【成人発達理論】

人間の意識の成長・発達は「主体から客体へ移行する連続的なプロセス」 意識が成長するほど客体化できる能力が高まり、認識できる世界が広がる、次の意識段階に移行できてこれまでの意識段階を客観視できるということになります。

 

※成人発達理論は10年ほど前から注目され始めました。ロバート・キーガンは『なぜ人と組織は変われないのか(英治出版,2014)』の中で、リーダーの発達段階が高度になればなるほど問題解決能力は高まり、より優れたリーダーになることができると述べています。

 

すこし紹介すると、「知性の発達段階」として「3段階」を提示しています。

①環境順応型知性⇒②自己主導型知性⇒③自己変容型知性

 

③の段階になると

「自己変容型知性」の段階になると、周囲からの情報や自分の価値観に対して「頑な」ではなく、「しなやか」に対応します。周りからの情報が自分の価値観をバージョンアップさせてくれると考えているので、「聴き入れる」スタンスをとります。

そんな日ごろからの「聴き入れる」姿勢を周囲の人はわかっているので、「あの人は聞いてくれる人だ」という評価が定着していて、良い情報も悪い情報も自然と入ってきやすくなります。その結果、優れたリーダーシップを発揮できるのです。

 

私自身は③になりたいと思いながらも②で止まってしまっている場合もあります。それはなぜか?固定観念が邪魔してしまうんですよね。変化することへの抵抗というより、もっと奥の気づいていない利己的な部分とか、恐れていることとか・・・このあたりも心理学に入ってしまうので今回は深追いせずに・・・。(嫌われたくない、弱みを見せれない、他人に嫌な思いをさせないなどなど・・・)

詳細は、「成人発達理論」で検索してみたり、もっと知りたい方は関連書籍を読んでみてください。

プレイヤーとして優秀だけどマネージャーとしてはまだまだ・・というようなお話をよく聞きます。この成人発達理論と合わせると、発達段階をあげていく働きかけが必要となりますが、発達段階をあげるということが必ずしも良いわけでもないのでは?という疑問もあります。周囲との関係性、その人自身の特性=持ち味を周りが受容すること、周囲が発達することでよりよい関係性が出来てくるという可能性もあり、それが個人と個人の関係性の変化で自律的な組織へ成長している段階とも捉えることもできるのではないかということを思いめぐらせています。

成人発達理論における成長段階を知って「スキル」として身に着けるということは「組織が磨かれるリーダーシップ」の1つだと思います。

「人は一生かけて成長していく、生涯をかけて成長していく」

今まで以上に幅広い年代(少子高齢社会の中、シニア活用も必要とされて久しくなります)や、様々な価値観や考え方や特性をもつ人材を活用していくことで経営がより持続的に発展できることを考えていくことと同時に、自身やメンバーの発達についての知識はリーダーには必須のこととなってきています。

次回はもっと具体的に、組織としての「関係性の質」と組織の発達についてもお伝えしていこうと思います。

中小企業診断士 阪本純子

アフターコロナを見据えたビジネスモデル再構築【まとめ】

2021.10.6

これまでアフターコロナを見据えたビジネスモデル再構築として連載してきました。
今回はそのまとめとして、これまでお伝えしてきたことを振り返っていきたいと思います。

 

アフターコロナを見据えたビジネスモデル再構築①

ほとんどの業種・事業者でコロナによる影響が出ていますが、従来の事業活動を大きく転換する必要性に迫られている企業も多いと思います。

ビジネスモデルとはなにか、ビジネスモデル再構築の必要性を説明しました。

事業活動を大きく転換していくということは、ビジネスモデルを再構築していくということです。

 

アフターコロナを見据えたビジネスモデル再構築②

「コロナがもたらした変化を知る」というテーマで、事業者や地域経済に与える影響を見ていきました。

コロナによる影響は日々変化しており、その影響や変化を正しく掴み、企業経営に活かしていくことが求められます。

そこで、新型コロナウイルス感染症が、地域経済に与える影響を把握すること等を目的に作られたV-RESASを紹介しました。

V-RESASのようなツールを使って「変化を正しく知る」ことに取り組んでみてください。

 

アフターコロナを見据えたビジネスモデル再構築③

コロナがもたした変化について考えました。

「変化はピンチかチャンスか」コロナをチャンスと捉えれば、これまでやり方に固執しない新しいチャレンジができます。

「事実はみな同じ、解釈の違いが未来を作る」ということです。

そして、コロナがもたらしたのは、常識の転換です。

常識の転換が起こる時、ビジネスが大きく変わると言われています。

今はまさに変革のチャンスで、今の事業を見つめ直し、事業再構築をする最適の時期と言えます。

 

アフターコロナを見据えたビジネスモデル再構築④

事業全体の将来像を具体化する事業ドメインについて説明しました。

事業・ビジネスを簡潔に説明すると「誰に・何を・どのように」で言い表すことができます。

顧客のお困りごとを解決してお役に立つのが事業活動の本質だとすると、企業戦略においても「顧客、商品サービス、提供方法」の3つ切り口で事業転換を考える必要があります。

顧客のお困りごとの変化を的確に捉え、事業ドメインを見直しすることが重要です。

 

アフターコロナを見据えたビジネスモデル再構築⑤

顧客提供価値の源泉である強みについて考えました。

自社の商品・サービスが「顧客から選ばれているのはなぜでしょうか?」

自社の強みを「見える化」するためには、「お客様から選ばれている理由」を考える。

そして、問いの答えが「あなたの会社が持っている真の強み(経営資源)」になります。

 

アフターコロナを見据えて、これまでのビジネスモデルを見直したいと考えておられる事業者は、是非各コラムをご覧いただけますと幸いです。

当社では京都府及び近畿圏内の事業者様からのご相談をお受けしております。

ご支援を希望される方は、お気軽にお問い合わせページよりご連絡頂ければ幸いです。

中小企業診断士 石井 規雄

WEBでの情報発信ツール(HP・ブログ・SNS)基本のキ

2021.9.28

彼岸花に虫の声、天高く馬肥ゆる爽やかな秋が大好きな大山です。

さて、新型コロナウイルスは第5波が減少傾向にあるとはいえ、冬の感染再拡大への備えが必要といわれ、完全収束まではまだ時間がかかりそうです。このコロナ禍で、社会においてデジタル化は急加速し、私たちの生活も変化してきました。
Z世代と呼ばれる若年層がデジタルネイティブでありSNSネイティブであることは前々回にお伝えしたとおりです(「Z世代の価値観をつかむ ~SNSネイティブに向けたマーケティング~」)。私たちが感じるこのコロナ禍におけるデジタル社会の変化も、彼らは、ごく自然に受け入れているのかもしれません。
コロナが収束したとしても、デジタル化された生活様式が元に戻ることはなく、ビジネスにおいてECやオンラインサービスはますます発展していくでしょう。ニューノーマルの潮流として、非接触やオンライン完結型ビジネスが注目される中、販促活動においてもWEB上での集客やSNSの活用など避けては通れない状況になってきました。

まずは知るところから、、、ということで、今回はホームページ、ブログ、SNSの違いについて整理してみましょう。それぞれに特徴があり、得意なことも違います。

①ホームページ
・発信した情報は、検索エンジンなどに登録されるまでの間は訪問者が少ない。
・一度追加した情報は長持ちする。
・作成したページ単位で検索エンジンにインデックスされ、数年前に追加した情報が現在でも検索されることも珍しくない。
・発信元からの一方向の情報配信になるため、ホームページ単体で情報の拡散はしない。
・記事の長さに比例して滞在時間は変わるが、SNSに比べると滞在時間も長く、比較的長い文章もよく読み込んでくれる。

②ブログ
・発信した情報は検索エンジンなどに登録されるまでの間は訪問者が少ない。
ただし、ブログによっては更新情報がリアルタイムで届くサービスもあるので、ホームページよりはリアルタイム性がある。
・一度追加した情報は長持ちするが、ブログはページに日付が入り、訪問者が日付を意識する可能性が高いため、情報の賞味期限はホームページよりも短くなる傾向がある。
・作成したページ単位で検索エンジンにインデックスされ、数年前に追加した情報が現在でも検索されることも珍しくない。
・基本的には発信元からの一方向の情報配信になるが、ブログにはコメント機能やトラックバック機能がついているので、若干だが双方向性もある。
・記事の内容には調べものやお役立ちコンテンツなどの割合が多くなり、ライバルサイトとの比較も頻繁に行われるため、滞在時間や熟読度はホームページよりも低くなる傾向にある。

③SNS
・情報は常にリアルタイムで流れており、自分の情報だけではなく、その他大勢の情報も同時に流れている。
・情報の寿命は非常に短く、今日の情報が明日にはもう見られないこともある。
・検索エンジンとの相性はよくない。SNSの発言は記事ごとにパーマリンク(固定リンク)を持たない場合が多く、検索エンジンにインデックスされないため。
・情報の拡散性が最大の特徴。例えばtwitterの場合、面白い投稿は他の人によって再投稿されてどんどん情報が拡散していく。
・SNSのユーザーは主にスマホで情報を見ているため、流し読みしていたりすることがほとんど。そのため目を引く画像や発言をしないと目立たず埋もれてしまう。

WEBでの情報発信による効果を最大化するためには、ホームページ、ブログ、SNS、それぞれの特徴を知り、ユーザーを想定したコンテンツを作ることが重要です。

基本のキをあらためてお伝えしました。WEBでの情報発信の参考にしていただければと思います。

中小企業診断士 大山 マリ子